今回の記事はとても抽象的な内容で、あまりまとまりがありません。具体的な体験談もなく、クンニについてでもありませんが、僕が女性と接する中でもっとも大切な要素を感じ取ったこと、という記事になります。
何かかっこいいことを言おうとしているわけでもなく、ただ純粋に自分なりに考えたことをここにまとめたいと思う。
確かに、今まで出会った女性とは官能的な時を過ごしてきた。
そして、それは有意義な時間であった。
女性を気持ちよくさせるための環境作りから始まって、どれくらいクンニをするか、とか指と合わせて気持ち良くさせる方法など、たくさんの個別具体的なことを考え、自分なりに解釈してきた。
しかし、本当に大切なのは、女性と等身大でコミュニケーションすることであったと思う。
そして、それは改めて思うと、実は最初から女性が求めてきたことであった。
「彼氏とセックスしてもあんまり愛撫してくれない」
「彼氏とセックスレスです」
「指とかクンニでの愛撫に憧れます」
こういった女性の言葉からは、単純にセックスをしてほしいとか、クンニをしてほしい、愛撫を長くしてほしいということだけを表しているわけではないと気付いたのだ。
その背景にある女性の気持ちは、
「彼氏にゆっくりと愛撫されて彼氏との幸せな時間をゆっくり過ごしたい」
「彼氏にセックスを求められて、愛されたい」
「指とかクンニでの愛撫は大切にされている証拠。彼氏や旦那に愛されたい」
ということが本音にあるのではないかと思う。
そして、女性も無意識で思っていることで気づいていないことも多いかもしれない。
どんなときでも女性は男性から、自分の実感として、必要とされ、愛されていることを求めているのだと思う。
そう思うと、僕たち男性は、けっしてテクニックに偏ったらダメなのだ。
むしろコミュニケーションや態度で自分の気持ちを素直に女性に表すことが大切となる。
抽象的な表現で、少しカッコつけたようなものになるが、指先と舌は女性の心に繋がっている。
女性と手を繋ぐときは、手を繋ぐのではなく、一緒に時を過ごしているという意識で繋がりたい。
キスするときも、女性の唇だけ意識するのではなくて、愛情で包み込んでいるイメージで唇を合わせたい。
ハグするときも、もちろんクンニするときも。
男性は女性のその部分、身体のパーツを愛するのではなくて、その女性そのものを抱きしめて、愛撫するつもりで、一緒の時を過ごすことが一番大切なんだと思う。
一度会った女性は、とても連絡をくれるようになる。
予備校で会った先生の話、バイト先のお客さんの話、仕事先の怖い先輩の話、
彼氏の話をしてくれる子もいるし、自分の好きな本の話などたくさん話してくれる。
女性は、コミュニケーションが大好きであり、一緒の時を過ごす時間に飢えている。
そして、愛されている実感が欲しい。
最近、失恋のような状態になった。
3か月ほど前に大阪で知り合った女の子だった。
友達と遊びに出かけた場所で見かけて、半分ナンパのような形であった。
その女性は、最初つれなかったが、その場で、なんとか一緒にご飯に誘い、お酒を飲んだ。
その後、別の日に、デートをして、セックスもした。その子とのセックスはまさに全力で愛すようなセックスとなったと思う。
その子は、こんなセックスをしたことがないよ…と言ってくれた。
たぶん自分でも驚くほど、気持ちを素直に表せるようになっていたし、女性の気持ちいいポイントもわかるようになったのかしれない。
その後、電話で話をしたり、デートでは、お互いの話を笑いながら素直にツッコミを入れられるようになっていた。
しかし、途中から僕は機械的に対応してしまっていた。
付き合っていたわけではなかったが、好意はあった。
それなのに、多少引いた感じで接してしまっていたのだ。
会えば、デートをして、最後はセックスをする。
それなのに、会っていない間の、電話や日々の連絡は少しずつ疎かになっていた。
そして、少しずつ、その子から、こちらの気持ちを少し心配するようなメッセージが来るときもあったし、自分の寂しい気持ちを表すときが増えてきた。
それは、その子なりの僕に対するメッセージだったかもしれない。
まだ付き合っていたわけじゃないのに、もっと一緒の時を過ごせるように、自分の素直な気持ちを表すべきだったし、こちらから積極的に求めていくべきだった。
その子から、ラインが来た。
「私にとって、最初声を掛けられたとき、この人何?と思ったけど、一回デートして、そのあとに電話した後から、あなたとの出会いはすごく大切なものかもしれないと思うようになった。デートも楽しかったし、セックスもしてくれた。でもだんだんと会えないかもしれないと思うと辛い。だからもう連絡しません。」と。
かなり要約しているが、こんな感じ。
もう連絡せず、会わないという内容であった。
その時は唐突だったのだが、先ほども書いたようにそれまでのこの子のラインからは寂しい気持ちを表すようなものはたくさんあった。
もしかしたらこれ以上寂しいという辛い気持ちを感じたくないという意味だったのかもしれない。だから早めに、辛くならないように自分から去っていったのかもしれない。
自分だけは女性のことをしっかりと考えて、つらく、満たされない思いはさせたくないと強く願ってきたのに、自分もそういう男性に倣ってしまっていたことに気づいて愕然とした。
そうなのだ。女性はベッドの中だけではなく、それ以外の時間も同じくらい大切にしているのだ。
男性に求められないことは女性にとって本当につらいこと。
逆に、お互いが別の場所にいる声だけの電話での時間も、それが幸福で楽しい時間であるなら、それはセックスに匹敵する。
女性にとって、その場がとても心地よくて安心感を感じる。また幸せな感じがする。
という時間はもっとも大切な要素だと思う。
女性の細かい気持ちや気配り、こちらを思う優しい心に気づき、それにきちんと反応すること。
また、男性側から積極的に気持ちを素直に表現すること。
こういったささやかなことこそ一番価値があるのだと感じる。
そういう意味で、女性からメッセージをもらって会う場合も、まったく同じである。
上手にクンニしたり、長時間愛撫したりするだけではない。
その子の話を聞き、こちらもしっかりと自分のことを伝える。
自分のことをさらけ出す。そして、女性の気持ちをまるごと受け止める。そんな勇気が男には求められているのだ。
これからは、女性が最初求めてきたクンニや愛撫から、背後に隠れた女性の気持ちをしっかりと汲んで、もっと一人一人の女性との時間を大切にしたいと思う。
行為の中身だけではなく、コミュニケーションをしっかりととって、楽しい時間こそが大切であることを忘れないでおきたい。
つらつらとまとまりのない抽象的な文章になったが、ここに残しておきたいと思います。